電源基板 設計・開発サービス
安全規格を考慮した設計はもちろん、電源ノイズに対するEMC対策を行うことで、VCCIをはじめとしたノイズ規格に適応した高品質な電源基板を提供します。
パターン設計だけでなく、回路設計・部品選定から対応しており、最適な保護回路の配置等、一貫して対応することでお客様のご要望にお応えします。また、基板だけでなくカスタム電源装置として、機構設計・筐体設計もご相談の上対応いたします。
当社の電源基板 設計・開発サービスの特長をご紹介
高電圧基板の設計では、地域・国、そして製品によって異なる規格に対応することが必須です。規格に適応し、適切な電源基板設計を行うためには、各回路部分の電圧を考慮した回路設計・パターン設計を行う必要があり、沿面距離が確保できない場合の対策など、基板設計ノウハウが求められます。
当社では、電源基板設計をメインで担当する設計エンジニアが在籍し、特にご指示がなくとも電気用品安全法(旧電取法)に沿った沿面距離を考慮した電源基板設計に対応してきました。
また、電源基板設計には、電源装置として筐体設計・機構設計も含めて製品設計をする知識や情報が必要となります。当社は、筐体設計・機構設計の実績も数多く持ち、装置全体の視点から基板設計・開発を行います。もちろん、基板単体だけではなく電源装置の開発にも対応させて頂きますので、お気軽にご相談ください。
スイッチング電源の設計を行ううえで、スイッチングノイズやACインレットからのノイズに対策することが必須となります。電源ノイズには、ノーマルモードノイズ、コモンモードノイズの2種類があり、その対策は最適な箇所にコンデンサ・コイルなどのノイズフィルターを配置することで行われます。また、スナバ回路を配置するなど回路・パターン設計のノウハウも必要です。
さらに、電源装置全体でみると、電源ノイズが外部の基板に悪影響を及ぼすこともあり、電源基板だけではなく、他基板を含めた電源装置設計の知見が必要です。
当社では、上記のノウハウを持って様々な電源基板の設計を行ってきました。
電源規格に適応し、EMC規格にも適応した電源基板を開発したいとお考え、お悩みの皆様、まずは一度ご相談ください。
電源基板を開発するうえで重要なのは、アートワーク設計に、回路設計者の意図や思考を反映させることです。回路設計のノウハウ、知見がない中でアートワーク設計を行うと、回路設計者の意図が思うように反映されず、結果、求める基板が開発できないということになってしまいます。また、銅箔厚やパターン幅など、電流値を考慮した最適な基板製造を行えるような知見も必須となります。
当社には、回路設計とアートワーク設計、基板製造を理解しているエンジニアが在籍し、最適な電源基板設計を行うことが可能となります。
また、回路設計からアートワーク設計、基板製造まで一気通貫の開発ももちろん可能となっていますので、お気軽にご相談ください。
高電圧への対応が必要とされる電源基板の設計依頼を頂戴しました。高電圧基板であるため、配線においては沿面指定がありましたが、コイルやトランス、コンデンサなどの電子部品のピン配列の関係で、指定の沿面を確保できない状況でした。
高電圧基板、大電流基板において、2層板の電源基板設計依頼を頂戴しました。筐体設計の都合上、リスクを回避できる沿面距離、電流容量を確保できるスペースがなく、物理的に部品・パターンの配置が困難な状況でした。
回路設計から筐体設計・製造、組立配線まで行い納品させて頂いた事例です。
当事例のお客様は、電子機器の開発を担当しており、デバイスの電源種類が多くなってきており、複数の電源ユニットを用意することに、コスト面・有効スペース面から課題を持っておられました。
通信機器用の電源基板において、大電流対策のため厚銅基板(70㎛)が使用されていました。大電流の場合、銅箔厚を厚くするのが必須ですが、今回、ファインピッチで部品を実装する必要がありました。ファインピッチの場合、銅箔厚を薄くする必要があります。銅箔厚が厚いとオーバーエッチングのため、細いパターンが断線する恐れがあるためです。